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地球環境基金助成セミナー開催
全米ナンバー1グリーンCity -「環境」と「観光」の両立について

11月6日、地球環境基金の助成を受けたセミナーを、グリーン購入ネットワークと共催で開催しました。

 セミナーのテーマは「全米ナンバー1グリーンCity -「環境」と「観光」の両立について」。講師にはアメリカのポートランド・オレゴン観光協会の国際観光部長ジェフリー・ハマリー氏と同協会コミュニティ・リレーションズ・ディレクターのヴェロニカ・リナード氏を迎え、同市の先進的な取り組みが紹介されました。

ポートランド市は2004年開催のコンベンション誘致活動を契機に、環境に配慮したコンベンションの推進に本格的に乗り出し、コンベンションセンターやホテルの施設・運営において改善を進めています。環境に配慮した建築物であるオレゴンコンベンションセンターは、グリーン・ビルディング評議会のLEEDの認証を受けています。環境配慮型ホテル運営を認証するグリーン・シールを取得したホテルもすでに7件あるほか、申請中のホテルも数件あり、ホテルの環境配慮も積極的に進められています。また、同市は公共交通機関利用率も高く、自転車文化が浸透しており、いまでは環境に配慮したコンベンション開催地のリーダー的存在となっています。

リナード氏は、「環境に配慮をするとお金がかかるという発想から、環境配慮を都市の魅力として打ち出すことで、観光誘致につながっている」といい、地域経済活性化の大きな要因となっているのが、サステナブル(持続可能)への取り組みだと説明しました。

この日、会場を埋めた参加者は、住みたい街としてアメリカで人気の高いポートランドの行政、観光協会、民間企業におけるサステナブルな取り組みに高い関心を示していました。

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